サステイナブルコーヒーとは、コーヒーを生産する農園が環境に与える影響をできるだけ配慮し、自然と共存していくことができる農園で栽培されたコーヒーということです。
現在コーヒーを取り巻く環境は気候変動や労働人口減少の影響を受け決して良い状況とは言えません。そこでカップの品質を上げる事で付加価値を付け、持続可能な形にしようと様々な取り組みが生産国で行われています。
自然環境や生産者の生活水準の悪化により、このままでは50年後にコーヒーの生産高は現在の40%まで落ち込むと言われていますが、次の世代に安全でおいしいコーヒーを残すために、ヒロコーヒーはサステイナブルコーヒーにこだわり続けます。
2019年、ヒロコーヒーは新たな取り組みに挑戦します。
近年、コーヒーは自然環境の変化や生産国の賃金低迷等の問題で世界的に拡大するマーケットに対応できず危機的な状況となりつつあります。
未来のカップを護る為に我々が為すべき事は何か。
それを考えた一つの結論が今回、我々が導入する新買付基準HIRO CERTです。
我々の事業活動の礎となるコーヒーは、世界で最も愛される飲料です。この人と自然が生み出した奇跡の農産物が変わらず世界で愛され続ける様に活動する事が我々の最重要ミッションである事を生産者と共に21個の評価項目を通じて遵守する活動、それがHIRO CERTです。
今後もコーヒーを通じ多様性を保全するための活動に我々は挑戦していきます。
未来は我々の手に。
この協会が認証するのは国際基準による堆肥などの有機物を主な肥料として用いて回りの自然環境を保全しながら本来のその土地が持つ地力を高めて作物の健康を図り、安全で味のよい農産物を目指す有機農法で、栽培・収穫・輸送・加工製造・流通まで基準を満たしたものだけが認定されます。
日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会公式ホームページはこちら多くの人は「化学農薬や化成肥料を使わないで、食品の安全性を高めること」と答えるでしょうか?しかし残念ながら、食品の安全性というのは、オーガニックの目的ではなく結果に過ぎないのです。オーガニックに何を求めるか?それは人それそれ、「安全」「健康」「美味しい」「綺麗」などなど、どのように考えてもいい。でも忘れてならないのは、私たち人間は微生物や植物がいなければ生きていけないという事実です。
微生物が自然界にある有機物を分解し、それを植物が吸収して育ち、光合成で栄養を作る。私たち人間を始めとする動物はそれを食べて生きている。土の中でも、水の中でも、地球上の生命はすべて食物連鎖でつながっています。つまり、私たち人間が末永く健康であろうと願えば、微生物や植物の生存環境(汚染のない水・大気・土)を考えないわけにはいかないのです。ゆえにオーガニックは、化学農薬・化成肥料、そして環境ホルモンや遺伝子組み換え技術を避けて、自然のままの健全な食物連鎖を目指すのです。
国際的な規模で有機農業推進活動を行っているIFOAM( 国際有機農業運動連盟) は、オーガニックの原則として「生態系」「健康」「公正」「配慮」の4項目を掲げています。